国道41号線を富山方面に進み、下数河集落から宮川町小谷へ抜ける袖峠の途中にある。
新四国飛騨八十八カ所の総奥ノ院で、地元民なら誰しも一度は耳にしたことがある有名湧水スポット。
付近の国道沿いにも人気の水汲み場があるがその上流に当たる。言い伝えによると、弘法大師が行脚中に開いた
水場ということで通称「お助け水」と呼ばれている。非常に飲みやすく人によっては少し甘味を感じるという。
この水を飲み続けてアトピーが治ったなどの不思議な話も枚挙にいとまがない。
【場所】岐阜県飛騨市古川町数河 袖峠
神岡町は船津大洞湧水群を源とする水の豊かな町で、今でも町内各地に現役の水屋を見ることができる。
行政管理の上水道ができるまでは、住民はそれぞれ水道組合を作り、各家で山水や湧き水を配水利用していたといい、
今でも野菜を洗ったり冷やしたりなど住民が共同で維持管理しながら顔を合わせる「よりどころ」として大切に受け継がれている。
【場所】岐阜県飛騨市神岡町地内
岐阜県最北部に位置する飛騨市神岡町で古くから親しまれるソウルフード。
昭和30年代に神岡鉱山で働く労働者たちによって考案されたという「神岡とんちゃん」は、にんにくや唐辛子
などが入った甘辛い味噌ベースのたれに国産牛ホルモンと野菜を絡め鉄板で煮て食べるスタミナ料理。
白いご飯との相性は抜群だが、全部食べてしまう前にうどん玉の投入をぜひともおすすめしたい。
店舗情報は地元商工会制作のマップを参照。営業時間はおおむね夕方からがメーンだが、店舗によっては
ランチ営業があったり時間外でもテークアウトに対応してくれたりすることもあるので気軽に問い合わせを。
【場所】岐阜県飛騨市神岡町船津
【WEB】神岡とんちゃんMAP
飛騨地域には造り酒屋が12蔵あり、飛騨市では下記の3カ所となる。
それぞれの蔵元では地酒の試飲販売や酒蔵見学なども随時受け付けている。
また、飛騨各地の酒販小売店では店舗限定商品などを置いている場合も多いので、日本酒好きはこちらも要チェック。
写真にあるものは、なんとすべて飛騨の酒。しかもごく一部!(撮影協力:飛騨市古川町 後藤酒店)
■大坪酒造店
【住所】岐阜県飛騨市神岡町朝浦557
【TEL】0578-82-0008
【営業時間】9:00~17:00
【定休日】日曜、第2・第4土曜
【代表銘柄】神代 飛騨娘
【WEB】大坪酒造店
■渡辺酒造店
【住所】岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7
【TEL】0577-73-3311
【営業時間】9:00~17:00
【定休日】1月1日~1月4日
【代表銘柄】蓬莱
【WEB】渡辺酒造店
■蒲酒造場
【住所】岐阜県飛騨市古川町壱之町6-6
【TEL】0577-73-3333
【営業時間】8:30~17:00
【定休日】土曜・日曜
【代表銘柄】白真弓
【WEB】蒲酒造場
白壁の土蔵群が立ち並ぶ飛騨古川の中心地を流れる瀬戸川。サラサラと流れる水の音が心地よく響く。
散策で小腹がすいたらここ。飛騨古川で誰しもが認め、人に教えたくないけど勧めずにはいられない
「キング・オブ・おかずや」。店に入るとバットや網に盛られたおいしそうな惣菜がズラリ。壁際に所狭しと並んだ総菜の大鍋は、
もはやおなじみとなったこの店のトレードマーク。店の奥の調理場からは常にアツアツの出来たてが運ばれてくるので目が離せない。
「こもどうふ」「ヒメタケ」「ぜんまい」「わらび「ウドの油炒め」「ころいも」「イナゴのつくだ煮」「きんとんパイ」…飛騨
人の身に覚えのない物から身に覚えのあり過ぎる物までそろった食材の宝庫だ。店内備え付けのビニール袋やパックに食べ
たいものを欲しいだけ詰めてレジに持っていけば、気のいいお母さんが瞬時に会計をしてくれる。
【住所】岐阜県飛騨市古川町弐之町11−34
【TEL】0577-73-3688
【営業時間】9:00~20:00
【定休日】日曜
飛騨古川の町中には、ほかにも個性的でアットホームなお店がたくさんある。お気に入りを見つけたらお店の人とコミュニケーションを楽しむのも散策の醍醐味といえよう。
言わずと知れた飛騨地方の庶民的な郷土料理。白菜とカブなどの切り漬を バターで焼いて卵とじにしたら、しょう油とかつお節をかけて出来上がり。お好みで七味などを 振れば飯に良し、酒に良しの優等生。地元の居酒屋では必ずといってよいほどメニューにあるが、 それぞれではっきりと味が違うというシンプルなのに奥が深い料理。各地で食べ比べて、自分の好きな味を探すのも面白いかもしれない。
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